誰かに何かを質問をする時、
 効果的な回答を得るための鉄則があります。
それは
「自分の回答」+「その回答に至った経緯」
をセットにすること。
色々な意味でもったいないのは
 「◯◯はなんですか?」
 「◯◯はどうしたらいいですか?」
 と端的に聞いてしまうことです。
これだと
◯◯の定義について知りたいのか
 もしくは◯◯の必要性について知りたいのか
 はたまた◯◯の可能性について知りたいのか
回答者の知見が広く深い人であればあるほど
 どの方向で、どこまでの範囲で答えればいいのか
 回答に困ってしまいます。
 (結果、抽象的な回答しかできなくなります)
具体的な回答が得たい場合は特に
 このあたり注意するところですね。
基本的に質問は「答え合わせ」の場ですから
 「調べてもわからなかった」
 「調べようがない」
 物事について聞くことを心がけましょう。
そして、自分の回答と、その回答に至った経緯を
 合わせて伝えるとニュアンスなどのズレがなく
 相手から得たい回答を引き出すことができます。
たとえば、
**「サーバーについて質問です。
 これから情報発信をしていくにあたり
 ワードプレスのブログを作ろう思うのですが
 サーバーはどこの会社のものを借りるのがいいでしょうか?
 自分で調べたところ、初心者向けには
 エックスサーバーとロリポップ、さくらサーバーなどが
 あるのはわかったのですが、評判などを見る限りは
 エックスサーバーが良さそうだと思っています。
 特に問題がなければエックスサーバーを契約しようと
 思っているのですが、他にオススメなどがあれば
 教えていただければ幸いです。」
 **
 ↑このような質問の仕方をすれば
 回答者は非常に答えやすい上に、非常に好感を抱きます。
ですが、これを
「オススメのサーバーを教えてください」
だけだとどうでしょう?
何のためにサーバーを借りたいのかもわかりませんし
 どこまでの情報を持っているかもわかりません。
そして、なんだかぶしつけな印象を与えてしまいます。
 調べてすぐに答えが出てくるようなものを
 聞くのはもはやマナー違反ですが、
 10分以上ググっても答えにたどり着かないものは
 質問してしまったほうがいいですね。
そして、この質問の仕方は
 クライアントへのヒアリングのときにも同様で
**「自分の回答」
 +
 「その回答に至った経緯」
 +
 「YES/NOで答えられる訊き方」
 **
 このような形式で質問をすると
 クライアントからスムーズに回答を得ることができます。
たとえば
 「返金保証についてですが、
 お付けしてもよろしいでしょうか?
 ◯◯の商品に関しては、競合をリサーチする限り
 ほとんどのところが〜という保証内容をつけているので
 特に問題がなければ返金保証を付けるのがいいかと思います。
 保証内容で差別化を図るのであれば、さらに
 ●●なども付けることでよりオファーを強化することが
 できると思いますがいかがしましょう?」
という聞き方をすると、クライアントは
「はい、返金保証アリでお願いします」
 「●●はつけない方向でお願いします」
というように、「YES/NO」で答えられます。
これを
 「保証について教えてください」
 だけだとなかなか得たい回答が得られるまでに
 時間がかかります。
特に、クライアントに対して
 「質問をしたら答えてもらえるのが当たり前」という
 意識でいるとなかなか仕事が進まないことがあります。
もちろんクライアントの性格にも寄るのですが
 ちゃんと毎回素早く返信をくれる人もいますし、
 面倒だから”良い感じにやってよ”というスタンスの人もいます。
 (そして厄介なことに後者寄りのクライアントは地味に多いです。笑)
それであれば、相手がなるべく答えやすいように
 提案をして→OKかNGか?という質問の仕方をして
 自ら流れを作っていった方が遥かに仕事が早く進みます。
上手い質問の仕方を身につければ
 学ぶ身としてはより効率的に知識・情報を引き出すことができ、
 対クライアント時には、仕事が早くスムーズに進められるようになります。
 ※あと付加価値として少し賢い印象を与えることができます。笑 
実践することでプラスしかないので
 このあたりは徹底していきましょう。