★★★

上手い質問の仕方

誰かに何かを質問をする時、
効果的な回答を得るための鉄則があります。

それは

「自分の回答」+「その回答に至った経緯」

をセットにすること。

色々な意味でもったいないのは
「◯◯はなんですか?」
「◯◯はどうしたらいいですか?」
と端的に聞いてしまうことです。

これだと

◯◯の定義について知りたいのか
もしくは◯◯の必要性について知りたいのか
はたまた◯◯の可能性について知りたいのか

回答者の知見が広く深い人であればあるほど
どの方向で、どこまでの範囲で答えればいいのか
回答に困ってしまいます。
(結果、抽象的な回答しかできなくなります)

具体的な回答が得たい場合は特に
このあたり注意するところですね。

基本的に質問は「答え合わせ」の場ですから
「調べてもわからなかった」
「調べようがない」
物事について聞くことを心がけましょう。

そして、自分の回答と、その回答に至った経緯を
合わせて伝えるとニュアンスなどのズレがなく
相手から得たい回答を引き出すことができます。

たとえば、

**「サーバーについて質問です。
これから情報発信をしていくにあたり
ワードプレスのブログを作ろう思うのですが
サーバーはどこの会社のものを借りるのがいいでしょうか?
自分で調べたところ、初心者向けには
エックスサーバーとロリポップ、さくらサーバーなどが
あるのはわかったのですが、評判などを見る限りは
エックスサーバーが良さそうだと思っています。
特に問題がなければエックスサーバーを契約しようと
思っているのですが、他にオススメなどがあれば
教えていただければ幸いです。」
**
↑このような質問の仕方をすれば
回答者は非常に答えやすい上に、非常に好感を抱きます。

ですが、これを

「オススメのサーバーを教えてください」

だけだとどうでしょう?

何のためにサーバーを借りたいのかもわかりませんし
どこまでの情報を持っているかもわかりません。

そして、なんだかぶしつけな印象を与えてしまいます。
調べてすぐに答えが出てくるようなものを
聞くのはもはやマナー違反ですが、
10分以上ググっても答えにたどり着かないものは
質問してしまったほうがいいですね。

そして、この質問の仕方は
クライアントへのヒアリングのときにも同様で

**「自分の回答」

「その回答に至った経緯」

「YES/NOで答えられる訊き方」
**
このような形式で質問をすると
クライアントからスムーズに回答を得ることができます。

たとえば
「返金保証についてですが、
お付けしてもよろしいでしょうか?
◯◯の商品に関しては、競合をリサーチする限り
ほとんどのところが〜という保証内容をつけているので
特に問題がなければ返金保証を付けるのがいいかと思います。
保証内容で差別化を図るのであれば、さらに
●●なども付けることでよりオファーを強化することが
できると思いますがいかがしましょう?」

という聞き方をすると、クライアントは

「はい、返金保証アリでお願いします」
「●●はつけない方向でお願いします」

というように、「YES/NO」で答えられます。

これを
「保証について教えてください」
だけだとなかなか得たい回答が得られるまでに
時間がかかります。

特に、クライアントに対して
「質問をしたら答えてもらえるのが当たり前」という
意識でいるとなかなか仕事が進まないことがあります。

もちろんクライアントの性格にも寄るのですが
ちゃんと毎回素早く返信をくれる人もいますし、
面倒だから”良い感じにやってよ”というスタンスの人もいます。
(そして厄介なことに後者寄りのクライアントは地味に多いです。笑)

それであれば、相手がなるべく答えやすいように
提案をして→OKかNGか?という質問の仕方をして
自ら流れを作っていった方が遥かに仕事が早く進みます。

上手い質問の仕方を身につければ
学ぶ身としてはより効率的に知識・情報を引き出すことができ、
対クライアント時には、仕事が早くスムーズに進められるようになります。
※あと付加価値として少し賢い印象を与えることができます。笑 

実践することでプラスしかないので
このあたりは徹底していきましょう。